自然食レストラン･カフェ 食べ歩き♪　（　マクロビオティック　スローフード　オーガニック　玄米菜食　　）

「ぐんまライフ」 vol.06　に「オーガニック」や「マクロビオティック」の記事が掲載されていました。

○オーガニックとは？
　最近よく耳にする「オーガニック」という言葉。聞いたことはあっても、正確な意味までは知らないという人も多いはず。オーガニックとは、「有機の」という意味の英語。原則として農薬や化学肥料などをしようせず、有機肥料で栽培する有機栽培のことを指す。
　農場がこのオーガニックの証である有機ＪＡＳマークを入手するには、さまざまな条件をクリアしなければならない。特に有名なのが、「種まきまたは植付け前2年（多年生作物は最初の収穫前3年）以上、農薬や化学肥料を使用していないこと」という条件。オーガニックの認定を受けるためには、継続的な取り組みが必要なのだ。
　オーガニックとよく混同されがちなのが、農薬を使わない“無農薬栽培”。違いは、化学肥料が使用できる点。また、“減農薬栽培”は、農薬の使用を通常の5割以下に抑える栽培方法のこと。いずれもオーガニックより認定の基準は穏やかと言える。
　オーガニックの素晴らしい点は、何と言っても地球環境と身体にやさしいこと。また、素材本来の力強い旨みを味わえる点も大きな魅力。栽培には大きな手間隙がかかるが、それ以上にメリットも大きいのだ。

○マクロビオティックとは？
　マクロビオティックとは、本来は、「健康と長寿のための理論・技術」を意味する合成語。現在では、日本の伝統食「玄米生食」を体系化した「穀物や野菜中心の健康食・自然食」という意味で使われる。
　主食には玄米や雑穀、惣菜には野菜、豆類、海藻などの植物性食品を使用。化学調味料を使わずに、素材の持つおいしさをシンプルに味わうのが特徴。
マクロビオティックを提唱したのは日本人だが、最初にブームになったのはアメリカ。肥満の原因となる肉・卵・乳製品を中心とした食生活を見直す機運が高まる中、アメリカ政府は1997年に生活習慣病の増加による医療費増大の抑制目的とした「食事目標」を作成。そのベースとなったのが、マクロビオティックだったのだ。今ではニコ－ル・キッドマンやマドンナなど、世界のセレブが実践していることで話題となり、日本でも静かなブームを呼んでいる。

○日本食はヘルシー食材の宝庫
　マクロビオティックのベースとなっている日本食には、もともとヘルシーな料理や食材がたくさん。その代表格と言えるのが、低カロリーで高タンパクな「豆腐」。カロリーを抑えながらタンパク質を効率よく摂取できることから、アメリカをはじめ世界中でヘルシーフードとして人気を呼んでいる。
　また、周囲を山に囲まれた群馬県ならではのヘルシー食材と言えば、山の幸の「山菜」や「キノコ」。いずれも栄養分は野菜に似ていて、低カロリーで食物繊維を多く含んでいる。
　その他、群馬県特産のヘルシーフードとしてオススメなのが「コンニャク」と「山芋」。コンニャクは、「グルコマンナン」と呼ばれる水溶性の食物繊維が満腹感をもたらし、腸をきれいにしてくれる。また山芋は、昔から滋養強壮に良いスタミナ食品といわれるほど栄養価が高く、ネバリのもととなる「ムチン」が腸の調子を整えてくれる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ぐんまライフ」 vol.06より